2010年10月26日火曜日

toratanuプロデュース!!!フランスワイン会ツアー!2011年2月募集開始です(2)ポル ロジェ編

(1)/(2)/(3)/(4)/(5)是非!(1)から順番にご覧ください。

13Octobre,2010.

昨晩飲み過ぎも、元気に跳ね起き^^
美味しいクロワッサン4個、フレッシュオレンジジュース、
フルーツ入りヨーグルト、カフェオレ2杯の朝食を済ませ、
9時にロビーで熊田さんと会う。

ランスからエペルネは約30Km
ストの影響と、大荷物ということもあり、
タクシーで向かう。
9時半にポル ロジェ到着!
さすがポル ロジェ威厳のある佇まいだ。
レセプションに伺い来訪を告げると、
クラシックな応接室に通される。


このメゾンにとってとても重要な、元イギリス宰相で
有名なウィンストン チャーチル氏の銅像。
チャーチル氏はポル ロジェをこよなく愛し、
生涯このシャンパーニュしか飲まなかったそうだ。
1975年発売の、”サー ウィンストン チャーチル”は、
故人に敬意を表した、このメゾンのフラッグシップ!

社長とお会いする前に、醸造所とカーヴを
ご覧下さいということで、醸造所に向かう。
ご案内頂いたのは、1987年よりお勤めのシルヴィーさん。
醸造所入り口脇にある建物は、昨年11月toratanuでの
ポル ロジェ メーカーズディナーの際お越し頂いた、
1929年より、オーナーファミリーが住まわれているという。
醸造所入り口の部屋
壁面にある創業者ポル ロジェから続く歴代オーナーファミリー
アイ村出身のポル ロジェは、18歳の時1849年にこの会社を興す。
彼の父は公証人で、ワイン業界とは全く無縁で、
一から学び、そしてシャンパーニュに全人生を捧げる。
1870年よりイギリスに輸出を開始し、二人の息子
モーリスとジョルジュ(2段目額左右)も参画し発展させる。
モーリスの息子がジャック。
ジョルジュの息子がジャンとリー(3段目額左右)
ジャックの夫人が有名なオデット婦人で
チャーチル氏にポル ロジェを売り込み
気に入られ、社に貢献した女傑。
ジャック、オデット婦人には子がなく、
toratanuにみえたヴィーさんは、ジャックの血縁で5代目
シャンパーニュには300の村があり、
ポルロジェは内51村よりブドウを厳選し、
その葡萄を別々のタンクで仕込む
1960年より、樽発酵をやめ、コンクリートタンクも廃止し
よりエレガントなスタイルを追求するようになる。
これは、アッサンブラージュ用の1031HLの超大型タンク
いよいよ麗しの^^カーヴへ!!
ここのカーヴは地下33mとシャンパーニュで
最も深いそうだ。
ここに眠る古酒は・・・・
美しいチョーク質の壁面

静かに熟成中のシャンパーニュ
8本の廊下が左右に広がり、30万本X16本=480万本が熟成中

このカーヴは、1900年より数年かけて手掘りをしたそう!

ルミュアージュの行われる場所に、車で運ばれてくる大量のボトル

ルミュアージュ職人のラファエルさん
5年間の辛い研修を超え一人前の職人になるという。
昔から、シェフ ド カーヴよりも給与が高いという。
二人一組で、一日/一人/5万本の動瓶を行うそうです!
初めは腱鞘炎に悩まされるようです。
大変なお仕事ですね。

もっとも、二人一組でないとこの真っ暗なところで怖いです(^^;
もうお一人の、フランシスさん。
仕事に誇りをお持ちです。

澱が瓶口にたまった、仕上がったボトル
ラファエルさん!フランシスさん!
お仕事中お話をさせて頂き、有難うございました。
お二人の仕上げられたポル ロジェを
誇りを持って販売させて頂きます。
お二人に別れを告げ歩いていると、
遂に!!古酒カーヴ発見!!
戦前のシャンパーニュで現在現役の物は、
ほぼ、ポル ロジェしかないと思われます。
(勿論例外はあります)
ロマンでなく、究極の古酒として君臨しています。
19世紀の当たり年1893年!
20世紀最初の空前の当たり年1904年!
(100年以上前ですが、当然現役です)

1910年代の大当たり年ツインヴィンテージの一つ
1911年!
飲みた~~い^^
1920年代の大当たりツインヴィンテージの一つ
1921年!
垂直で飲みた~~い!
究極の古酒の中でも花形の1914年!!!
toratanuが死ぬ前に飲みたい物の筆頭が・・・
Pol Roger1914なのです。
ついに出会いました!
いずれ・・・!
奥には、やはり19世紀の当たり年、1898年!
古酒に後ろ髪を引かれながら歩いていると、
ピュピートルに倒立するマグナム瓶発見!
デカ瓶発見!
サルマナザール9000ml
さぞ美味しいことでしょう^^
こちらはもっと大きい、15000ml!!
ナント、普通瓶20本分の大きさです。
ナビュショドノゾールといいます。
ワイン会やパーティで飲みたいですね^^

感動のカーヴに別れを告げ、地上へ
古酒のエチケットが格納されている部屋!
1942/1943/1945
1929/1990/1993
1914/1921/19??
1979/1982/1983
事件が起きないように、在庫本数と枚数を合わせているそうです。
他メゾンではアリエナイことですね。
美しいラベルが並び、目まいがしそうです。
エチケットの間を出ると、”ホワイトフォイル”の
ライン。
「いつもお世話になります^^」
こちらはすべて手詰めの、
”サー ウィンストン チャーチル”
ロシアに嫁ぐそうです^^
若くても飛び切りうまいんですよね!^^
本社に戻る時間になり、表に出ました。
シルヴィーさん!有難うございました。
応接室に戻ると社長の
パトリス ノワイエルさんがお待ちで、
日頃の感謝の気持ちを伝え、
お土産の”アートの盆栽 松”を差し上げると
奥様が華道をされる親日派で、とても喜んで頂きました^^

今回伺った趣旨をお話しし、又toratanuのコンセプト
ビジョンをお聞き頂きました。

遠慮しながら・・・
「出来ましたら、ツアーで伺った時に
テースティングの際、ブッフェテースティングに
して頂きたいとお願すると・・・」
「こちらをご覧ください」と、隣の部屋に促されました。
社長:「こちらの部屋に大きなテーブルを入れると、20名様がお座り頂けます」
社長:「如何ですか?」

toratanu:「素晴らしいです!有難うございます。」
toratanu:「シャンパーニュには、美味しい仕出し屋さんがありますので、
是非この部屋でブッフェパーティをお願いいたします」

すると・・社長はニコッとしながら、

社長:「実はうちには、元一つ星のレストランのシェフが
お抱えでおり、料理を作らせます」

toratanu:「えっ!本当ですか!感激です!!
有難うございます」

社長:「お客様に喜んで頂ければ良いですね^^」
社長:「ここでアペリティフを飲みましょう」

toratanu:「最高のロケーションですね」
「とても思い出に残ると思います。有難うございます」

社長:「では応接室でテースティングをしましょう」
「その後、私の好きなレストランにご一緒しませんか?」
テースティング後、社長室を見せて頂きました。
社長:「私はここで土曜も、日曜もほとんど仕事をしています」
「スタッフは誰もいませんがね^^」

お土産の”アート盆栽”を飾って頂きました。
toratanu:「頑張って毎年伺いますので、
この盆栽が一つずつ増えていきます^^」

社長:「それは素晴らしい!期待しています^^」
「では私の車で食事に参りましょう」
社長のジャガーです^^
綺麗に乗られていますね。

カリンが乗っていました^^

15分ほど走り、郊外のオステルリー
"Hostellerie La Briqueterie"
☆☆☆☆
に到着

天気は良いし、気分は最高です^^
こちらは、ホテル4つ星、レストラン1つ星だそうです。
ポル ロジェ99年で乾杯!
サーモンのムースとピッタリ!

お次は、フォン ド ヴォーで軽く煮込んだリドヴォー
ミレジム99年がひろがります^^

社長の召し上がった、
エスカルゴ、真中はトマトです。

熊田さんの召し上がった、
フォワグラのソテー

私が頂いた、
タルト地の上にホタテとクールジェット
昼なのに99が進んでしまいます(^^;

ここで、フラッグシップ!
サー ウィンストン チャーチル98年が開きます^^
ここのキュヴェはホント!別格ですね^^
若くても飛び切り旨い^^
社長のお召し上がりの、魚介の軽いクリーム煮
(川すずき・ムール貝)
社長は、鮭がお嫌いのようで^^
熊田さんが召し上がった、
ウズラ旨そうに焼き上げられています。

私が頂いた、豚のヒレ、付け合せはジャガイモにみえますが
牛蒡です。
チャーチルさんがとても喜んでいました^^

アヴァンデセールは、フランボワーズとショコラのムース
大好きなタルトタタン!林檎の甘酸っぱさを
チャーチルが包み込みます^^

昼からしっかり頂いてしまいました。
暖炉にはもう火が入っています。

社長が、宜しければ中を少し見学してみませんンか?
と仰るので、お言葉に甘え、拝見いたしました。
ロビーです
こちらには、超一流のエステも揃っています。
"CARITA"
"DECLEOR"
プールのほか、ジャグジー、サウナ等も充実し、
スパリゾートとしても一流のようです。
シャンパーニュをゆったり飲んで、
日頃の疲れを癒したいですね^^
極楽極楽^^
中庭

お二人の待つフロントに戻ると、社長が
「私の顔で、格安に泊まれるように交渉しましょう^^」
それでは、即!ここに宿泊決定!
何から何まで有難うございます!
本社に戻る途中、車中から見える
キュイ村の同社所有のシャルドネの畑
本社に戻り、チャーチル像の横で
記念撮影
「今回のご厚意には大変感謝いたします。
これからも誇りと自信を持ってポル ロジェを
販売していきます」
とご挨拶をしお別れいたしました。

社長は、この後の約束の方を、大分お待たせしたようで
ちょっと焦っていました。

ノワイエル社長!本当に有難うございました!


この後、タクシーでランスへ大至急戻り、
パリ・東駅へTGVで移動
何とかパリ・リヨン駅へ無事到着
ここから鈍行列車で3時間半かけディジョンへ(^^;
でも・・ストのお蔭でポル ロジェに長居でき、いい結果が得られました^^
当初予定では、既にボーヌに到着し
チェックイン後、ロワゾー デ ヴィーニュで食事し
来年のリスト決め。
そして、カーヴ マドレーヌへ梯子のわけだった。
ところが、順当に行ってボーヌ着11時半(^^;
駅で今晩の夕食、バゲットサンドイッチを買う、
今晩はこれとシャンパン!
まぁ、地味な前祝としよう^^

しかし、ポル ロジェでの大成功!
幸先が良い^^

次回、ブルゴーニュ編に続く!


(1)/(2)/(3)/(4)/(5)是非!(1)から順番にご覧ください。

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